2013年9月29日日曜日

現在公開可能な情報 アニメ25話の超長いアイキャッチ

現在公開可能な情報

壁①

 784年。うだるように暑い夏の日の夜、一人の坑夫が地下から壁を越え、ウォール・シーナに入ろうと試みた。
 ウォール・シーナに行けばいい暮らしができるかもしれない――数日前、炭坑に入って円匙を振るっているときに突然そんな考えが坑夫の頭に浮かんだ。それはある意味に置いて啓示と言ってもよかった。
 それから坑夫は何日かかけて歩き回り、壁沿いに密生する森の中に掘削地点を定めた。そこならまず誰も来ないし、頭上を覆う葉っぱが壁上で監視に立つ兵士から穴を掘る自分の姿を隠してくれるはずだ。彼はそう考え、翌日の夜を決行日とした。坑夫は使い慣れた大きな幅広の円匙で地面を掘った。作業は順調に進んだ。穴の深さはすぐに自分の背丈を超えた。すくい上げた土を外に放り出せなくなると、土を布の袋に詰め、梯子を登って外に捨てた。時折水を飲み、凝り固まった筋肉をほぐすとき以外は掘ることに没入した。
 穴を掘るという行為に対して、坑夫は絶対的な自信を持っていた。彼は二十年間休むことなく穴を掘り続けてきたのだ。そしてその間に彼は誰よりも深く早く、効率的に穴を掘る技術を身につけた。誰もが手を焼くひどくやっかいな坑道でも、坑夫にかかればあっという間に道が開けた。
 しかしその日は少し様子が違った。何時間掘り続けてもまるで先が見えてこないのだ。途中で何度か横に円匙を入れてみたが、無駄だった。壁の基礎はどこまでも深く地中に根を下ろしており、坑夫の行く手を阻んだ。
 それでも坑夫は決して諦めることはなかった。何がなんでもウォール・シーナに行きたかったからではない。そのときはもうウォール・シーナでの暮らしなんてどうでもよくなっていた。坑夫はただ壁を征服してやりたいと思っていただけだ。穴を掘り続けた俺の二十年をかけて、絶対にこの壁を越えてやる。ひっきりなしに流れる汗を拭いながら、坑夫はそう心を決めた。
 円匙の先が固い岩盤に当たったのは坑夫が自分の背丈の四倍か五倍以上は堀った後のことだった。
 岩盤? と坑夫は思った。それは地中に根をおろした壁の基礎と同じ材質で出来ているようだった。坑夫は岩盤に力いっぱい円匙を振り下ろした。岩盤には傷ひとつつかず、円匙の方が壊れてしまった。坑夫はこれまで二十年かけて掘ってきたどの穴よりも深く大きな溜め息をついた。


壁②

「壁?」 坑夫の友人はいくらか怪訝な顔でそう訊いた。
「変な話だろう」と坑夫は言った。そして一口酒を飲んだ。
「地面の中にまで壁があるなんてな」
 二人は場末の酒場の奥まった場所にあるテーブルに向かい合って座っていた。坑夫はたいてい仕事の後で唯一の友人である彼とそこで酒を飲んだ。その日(というのは、坑夫が壁を抜けようとした翌日のことだが)も坑夫は仕事が終わるとどちらから誘うというわけでもなく彼と酒場に入り、そこで昨夜の出来事を打ち明けた。この友人なら誰かに漏らすこともあるまいと思ったのだ。
「俺たちはもしかしたら地上だけじゃなくて、地下までも壁に囲まれているのかもしれないな」と坑夫は言った。

「なあ、そもそも壁ってのはいったい――」

 友人は咳払いをして坑夫の言葉を遮り、そして酒場の中を見回した。酒場にいる客たちは酒を飲んだり、看板娘を口説いたり、大声で喋ることに忙しいらしく、こちらを見ている物は誰もいなかった。それでも坑夫はそれ以上壁について話すことをやめた。もし誰かに聞かれでもしたら、あっという間に憲兵が来ることになる。
「まぁいいじゃないか」と友人は気を取り直して言った。
「その通りだ。また地道に穴を掘るよ。結局のところ、俺にはそれが似合っているんだろう」
 しかし翌日、坑夫は仕事場に姿を現さなかった。次の日も、また次の日も坑夫は仕事に来なかった。坑夫の友人は何度か家を訪ねてみたが、いつ行っても坑夫はいなかった。また坑夫には親兄弟も連れ合いも親しく付き合っている人間もいなかったから、彼の行方に心当たりのある人間はひとりも見つからなかった。
 坑夫の友人はどうしようか迷ったが、やはり坑夫の試みも含めたすべての出来事を駐屯兵団に話した。そうして翌日から駐屯兵団と憲兵団による大々的な合同捜索がはじまった。それは一人の貧乏な坑夫――地面を掘って壁を抜けようと試みた犯罪者ではあるが――の行方を捜すというにはいささか大仰にすぎるものだった。
 なぜ彼らがそこまでやっきになるのか坑夫の友人には理解できなかった。
 しかし坑夫はとうとう見つからず、彼が掘ったという穴もついに発見されることはなかった。
 そしてまた坑夫の友人もある日忽然と姿を消し、その行方は現在も不明のままである。

文字数にして、なんと1890文字! アニメ史に残るアイキャッチとなりました。
アニメ最終話放送後に流れた「オレ達の戦いはこれからだ!」

2013年8月31日土曜日

ペトラ・ラル(5~7巻 全台詞)

第20話『特別作戦班』

<旧調査兵団本部厩舎>
「乗馬中にぺらぺら喋ってれば舌も噛むよ」
【オルオ「あの新兵(エレン)、ビビっていやがったぜ」】
「オルオがあんまりマヌケだから、びっくりしたんだと思うよ」

「…ねぇ、昔はそんな喋り方じゃなかったよね? もし…それが仮にもし…リヴァイ兵長のマネしてるつもりなら…本当に…やめてくれない? イヤ…まったく共通点とかは感じられないけど…」
【オルオ「~俺の女房を気取るには、まだ必要な手順をこなしてないぜ?」】
「兵長に指名されたからって浮かれすぎじゃない? …舌を噛み切って死ねばよかったのに…」

<リヴァイに部屋掃除を命じられたエレンに>
「失望したって顔だね」
「珍しい反応じゃないよ、世間の言うような完全無欠の英雄には見えないでしょ? 現物のリヴァイ兵長は…思いの外、小柄だし神経質で粗暴で近寄りがたい」
【エレン「オレが意外と思ったのは、上の取り決めに対する従順な姿勢です」】
「強力な実力者だから序列や型にはまらないような人だと?」
【エレン「はい、誰の意にも介さない人だと」】
「私も詳しくは知らないけど…以前はそのイメージに近い人だったのかもね、リヴァイ兵長は調査兵団に入る前…都の地下街で有名なゴロツキだったって聞いたわ。そして何があったか知らないけど、エルヴィン団長の元に下る形で調査兵団に連れてこられたと」
<リヴァイが来たので解説終了>



第22話『長距離索敵陣形』

【エレン「先輩方は(エルヴィンの意味深な問い掛けの意味)がわかったんですか?」】
「いいえ」


第24話『巨大樹の森』

<伝令から右翼索敵壊滅的打撃の報を受けて>
【リヴァイ「聞いたかペトラ、(右翼壊滅の報を回しに左へ)行け」】
「ハイ!」

第25話『噛みつく』

<女型巨人に猛追されて>
【リヴァイ「お前らの仕事は何だ? その時々の勘定に身を任せるだけか? ~俺達はこのまま馬で駆ける、いいな?」】
「了解です!」

<狼狽するエレンに>
「エレン! 前を向いて走りなさい」
【エレン「戦いから目を背けろと!? 仲間を見殺しにして逃げろってことですか!?」】
「ええ! そうよ、兵長の指示に従いなさい!」

<巨人化しようと右手を口元に寄せたエレンに>
「エレン!? 何をしてるの!! それが許されるのは、あなたの命が危うくなった時だけ! 私達と約束したでしょ!?」

【リヴァイ「お前は間違ってない、やりたきゃやれ」】
「兵長!?」

<再び、右手を口に寄せたエレンに>
「エレン…信じて」

(※補足※ペトラらしさが出てるシーンだと思います。『(女型から)巨大樹の森深部まで逃げ続けること』を団長に命じられているリヴァイですらエレンを止めず、オルオ達も黙って見過そうとしたところで、エレンを制しています。変わり者の集団である調査兵団の中で、最も規律を重んじるキャラとして位置づけられていたと考えます)


第26話『好都合な道を』

<エレンが右手だけ巨人化して>
「兵長! エレンから離れて下さい! 近すぎます!」
【リヴァイ「いいや離れるべきはお前らの方だ、下がれ」】
「なぜです!?」
【リヴァイ「俺の勘だ」】

<エレンを疑った代償として右手を強く噛む>
「ごめんねエレン…私達ってビクビクして間抜けで失望したでしょ…? でも…それでも…一人の力じゃ大したことはできない、だから私達は組織で活動する。私達はあなたを頼るし、私達を頼ってほしい。私達を信じて」


第27話『エルヴィン・スミス』

【エレン「俺たちのような新兵ならともかく(捕縛作戦を)先輩達にも知らされないなんて…」
「私達が団長や兵長に信用されてないって言いたいの!?」
【エレン「い…いや…でも、そーいうことになっちゃいますよ!?」】
「クッ…」

<エルドの推理を受けて>
「うん! そういうことなら仕方ない。諜報員は5年前、壁を壊すと同時に壁内に発生したと想定されているから、団長は容疑者をそこで線引きしたんだよ」
【エルド「ソニーとビーンを殺したヤツとも同一犯なのか?」】
「あ…私…あの時、団長にそれを質問されたんだ」

【オルオ「(団長の質問の意味が)俺はわかっていたぜ? でもな…そこはあえて答えなかった。お前らにはそれがなぜだかわかるか?」】
「…なんで?」
【オルオ「はぁ…なんだ?わからないのか? まぁお前ら程度じゃわからないだろうな、なぜお前らには分からないと思う? それはお前らが俺の域に達していないからだ」】
「ねぇ…まだ兵長のマネしてるつもり? リヴァイ兵長はそんなこと言わない」

【エルド「エレン…お前はまだ知らないだけだがそれも今に分かるだろう、エルヴィン・スミスに人類の希望である調査兵団が託されている理由がな」】
「リヴァイ兵長があれほど信頼してるくらいだからね」


第28話『選択と結果』

【オルオ「中身のクソ野郎がどんな面してるか拝みに行こうじゃねぇか」】
【エレン「本当に…奴の正体が…?」】
「エレンのおかげでね」
【エレン「え…? オレは特に何も…」】
「私達を信じてくれたでしょ? あの時、私達を選んだから今の結果がある。正しい選択をすることって…結構、難しいことだよ」

【エルド「お前ら…二人とも初陣でションベン漏らして泣いてたくせに…立派になったもんだな」】
「ぎゃああああ」
「言うなよ! 威厳とか無くなったらさぁ!!! どうするんだよエルド!!」

【エレン「すげぇ!! 空中で撒き散らしたってことですか!?」】
「エルドおおぉ!!」

<グンタのうなじが削がれて>
「誰だ!!」
「クッソ……よくも!! かかって来い!! 最低でも刺し違えてやるから!!」

<臨時リーダーのエルドが女型討伐(足止め)を決意、エレンに本部への移動を命じて>
【エレン「オレも戦います!」】
【オルオ「何だてめぇ…俺達の腕を疑ってんのか!?」】
「そうなのエレン? 私達のことがそんなに、信じられないの?」

【エルド(視力を奪った! 少なくとも1分間は暗黒の中)】
(それまでに仕留める!! ここで惨めに死ね!!)

<頸動脈を削ぎにいったエルドが食われて>
「エルド!! !? な…!? 何でよ!! まだ目が見えるわけがない!! まだ…30秒も経ってない!!」
「片目だけ!? 片目だけ優先して早く治した!? そんなことができるなんて!!」

2013年8月27日火曜日

アニ・レオンハート(11巻 台詞)

第44話『打・投・極』

<エレンの過去回想、対人格闘訓練>
【エレン「いっ…ってぇな、手心ってもんが人にはあるだろ」
「私も同じことをあんたに言いたい、あんたが力いっぱいぶつかってくるもんだから、こっちもそれ相応の返し方をしなくちゃいけないんだよ。単純に力じゃ敵わないんだ、あんたも男ならさ…私の…このか弱い体をもっと労るべきなんじゃないの?」
【エレン「は? お前の冗談は面白くねぇな、力で敵わなきゃ何で俺は倒れててお前は立ってんだ」】
「……私の使った技術ってのは、ここで教えられているもんとは違うんだよ。力で投げたわけじゃないんだ、相手より力で劣る者が自分を守るための技術だったりするからね。あんたも知ってて損はしないよ」

<エレンに肩固めを極める>
「降参? 降参なんかしてないで学習しなよ。力の使い方と、女の子との話し方を」
【エレン「わ…わかった! 覚えるから放せって!」】
「…そう、そんなにもっと知りたいの?」

<ライナー投下>
【ミカサ「ねぇアニ、私にもそれ教えて」】
「どうかな…この技は人間用なんだ。あんたに必要あるとは思えないけど、ただ…猛獣に通用するかどうか興味はある」

2013年8月23日金曜日

サシャ・ブラウス(11巻 台詞 10巻出番無し)

第44話『打・投・極』

<エレンの回想。ミカサ・アニ戦を前にして>
「夢のカードが!」

ライナー・ブラウン(11巻 台詞)

第43話『鎧の巨人』

<エレンによる訓練兵時代の回想>
「どんな訓練もしっかりやれば…この人類の役に立つさ」
(※補足※ライナーは頻繁に、人類に"この"と冠します)


第44話『打・投・極』

<エレンによる訓練兵時代の回想。ミカサ・アニ戦直前>
「お前はどっちだ、エレン?」


第46話『開口』

【エレン「何で俺の腕がねぇんだ?」】
「そりゃすまん、俺がやったんだ。何せ急いでいたからな……慌ててうなじに噛みついたら…お前の両腕をないがしろにしちまったんだ」

【ユミル「待てよエレン~この領域内で生き抜くのは巨人の力を持っていても困難だ。暴れてる余裕はないんだって」】
「いや、そもそも今のお前らは巨人になれん、そんな都合のいい代物じゃねぇのさ。体力は限られている、今はお前らの体を修復するので手一杯のようだ」

【ユミル「これから私らをどうするつもりなんだ?」】
「俺達の故郷に来てもらう。大人しくしろ、って言って従うわけがないことぐらいわかってる。だがユミルの言う通り、ここは巨人の巣窟だ。ここで今俺らが殺し合ったって弱った所を他の巨人に食われるだけだ。つまり巨人が動かなくなる夜まで俺達はここにいるしかねぇのさ。お前らが俺らを出し抜くにしろ、俺らがお前らを連れ去るにしろ、夜まで待つしかない」

【ユミル「こんな所(巨大樹の森)に立ち寄った理由は何だ?」】
「…お前の想像に任せる」

【ユミル「つーかあの城の巨人は夜なのに平気で動いてたぞ?」】
「ここの巨人は夜には動けない。そんなこと、お前ならわかってるんだろ、ユミル」
(※補足※夜に動いた"あの城の巨人"は、猿によって巨人化させられた元人間と考えられます。5巻でハンジの拷問研究で、暗くしても3時間以上活動したビーンがアニに殺された理由も、元人間だからかもしれません)

【ユミル「水は無いのか、どうにかしないと干からびて死ぬぞ」】
「確かにそりゃ死活問題だが、この状況じゃ手に入れるのは無理だ」

「……そういや昨日の午前からだったか巨人が湧いてからずっと働きづめじゃねぇか…ろくに飲まず食わずで…何よりも寝てねぇ。まぁ幸い、壁は壊されてなかったんだから、ひとまずは休ませてもらいてぇもんだ。昇格の話はその後でいい…」
【ベルトルト「…! ……ライナー」】
「イヤ…そんくらいの働きはしたと思うぜ…俺達は。あのわけわからねぇ状況下でよく動けたもんだよ、兵士としてそれなりの評価と待遇があってもいいと思うんだがな…」
【ユミル「何を言ってんだあんた…?」】
「ん? 何だよ、別に今すぐ隊長に昇格させろなんて言ってないだろ?」
「あぁそういや…お前らあの大砲をどっから持ってきたんだよ? あの時は本当に助かったぜ、そんでもってその後のクリスタなんだが…ありゃどう見ても俺に気があるよな? 実はクリスタはいつも俺に対して特別、優しいんだが――」
【エレン「おい…てめぇふざけてんのか?」】
「何…怒ってんだよエレン? 俺が…何かマズイこと言ったか?」

【ベルトルト「僕らは戦士なんだから…」】
「あぁ…、…そう、だったな…」

<ユミルがライナーの精神分裂の分析「お前の実直すぎる性格じゃあそうなっても――」>
「黙れ、口を閉じろ」

【エレン「お前らは兵士でも戦士でもねぇよ…ただの人殺しだ、何の罪もない人達を大勢殺した大量殺人鬼だ!!」】
「んなこたわかってんだよ!! お前にわざわざ教えてもらわなくたってな!!」
【エレン「じゃあ一丁前に人らしく悩んだりしてんじゃねぇよ!!」】
「その人殺しに何を求めてんだよお前は!? 反省してほしいのか!? 謝ってほしいのか!? 殺人鬼に『人殺しは悪い』って説教を垂れたいのか!? それでお前は満足かよ!! もうお前が知る俺らはいねぇんだぞ!? 泣き喚いて気が済むならそのまま喚き続けてろ!!」

【ユミル「なぁライナー…あの猿は何だ?」】
「猿? 何のことだ?」

【エレンに敵とは何かと問われたユミル「敵? そりゃ言っちまえば、せ――」】
「ユミル! お前はこの世界に先があると思うのか? そこまでわかってんなら身の振り方を考えろ、お前次第ではこっち側に来ることも考えられるだろ?」
【ユミル「無理だな、そっちは私を信用できない」】
「いいや信用できる、お前の目的はクリスタを守ることだろ? それだけに関して言えば信頼し合えるはずだ! 冗談言ってるように見えるかもしれんが、クリスタだけは何とかしたいという思いを…俺達が受け入れられないと思うか? それとも、俺達よりもエレンの力の方が頼りになるのか?」
【エレン「は!?」】
「お前はエレンを利用して、ここから逃れることを考えてたようだな。俺らに連れて行かれたら、まず助からないと思ったからだろう。正直に言うがその通りだ、そして俺らに付いてもお前の身の安全は恐らく保証されない、だがクリスタ一人くらいなら俺達で何とかできるかもしれない。自分の僅かな命か…クリスタの未来か…選ぶのはお前だ」

2013年8月21日水曜日

アルミン・アルレルト(11巻 台詞)

第43話『鎧の巨人』

<超大型巨人がユミルとモブを食ったのを見て>
「ベルトルト…」

【ハンジ「(蒸発して)また消えるつもりか」】
「いえ! 様子が変です! 以前なら一瞬で消えましたが、今は骨格を保ったまま…ロウソクのように熱を発し続けています。このまま、あの蒸気で身を守られたら…立体機動の攻撃ができません! ど…どうすれば」


第44話『打・投・極』

<殴り倒され、立ち上がったエレン巨人を見て>
「エレン! だめだ!! 殴り合ったってどうにもならない!! 壁(ここ)まで来るんだエレン!! 戦ってはだめだ!!」

「まずい!!」
<エレン巨人は我を忘れて殴りかかったと見せかけて、ダッキングから肩固めに入り、マウントに移行する>
「あれは…確か…アニがやってた技だ…」

「エレン!! 聞こえるか!? 逃げるんだ!! ひとまず壁まで近付け!! ライナー達の目的はエレンを攫うことだ! 今は…まだ! その阻止を目標にしよう!!」

<壁を背にするエレン巨人>
「そうだエレン! いい判断だ!」
【ミカサ「理性が戻ってる…」】
「あぁ…でもミカサが言うようにライナーから逃げるのは…至難の業だ」

「ミカサ使ってくれ! 僕の刃だ!」

<エレン巨人が、鎧の巨人にタックルで仰向けに倒される>
「下になってはダメだエレン!!」

<エレン巨人が鎧の巨人に首固め>
「いける!!」

<鎧の巨人が首を極められているにも関わらず、無意味に見える移動をしたのを見て>
「な…何を!?」
「止まった…あの位置は…」


第45話「追う者」

<昏倒していたミカサが目覚めたので駆け寄りつつ>
「ミカサ! 待って、まだ動いちゃ…」
「ミカサ落ち着いて! 動くんじゃない! まだ怪我の具合がわからないだろ!」
<ミカサに突き飛ばされて>
「う…」

「エレンは連れ去られたよ。ユミルもだ! ベルトルトとライナーに……」
超大型巨人は落下の衝撃と同時に、その体を一気に蒸発させた
その熱と風圧で下にいた僕らは一時再起不能になるダメージを受けた
上にいた仲間もしばらく近づけないほどの一撃だった
その中で辛うじて見えたのが、エレンが鎧の巨人に敗北する姿だった
鎧の巨人だけがあの衝撃に耐えることができたんだ
エレンはうなじごと鎧の巨人に囓り取られた
熱風が少し収まると同時に超大型巨人の残骸から、ユミルを抱えたベルトルトが現われた
ユミルと一緒に口に入れた兵士の立体機動装置を着けていたんだ
ベルトルトはユミルを抱えて鎧の巨人の背中に飛び移った
そうやって去っていったんだ…エレンとユミルを連れて…
「それから…もう5時間は経ってる」

【ミカサ「誰か…その後を追っているの?」】
「いいや」
【ミカサ「どうして」】
「……馬をあっち側に運べないからだ。エレンを取り戻すには馬をあちら側に移すリフトがここに来るのを待つしかない。ミカサはそれに備えてくれ…まずはケガの具合を確認して」
「ハンジ分隊長や他の上官が重傷で動けないでいる。小規模でも索敵陣形を作るには…一人でも多くの人手が必要なんだ、手練れは特に…わかったかい?」

<ミカサが例の偏頭痛でうめく>
「どこか痛いの?」

【ミカサ「何でエレンはいつも私達から遠くに行くんだろう」】
「…そういえばそうだね。エレンは昔っから一人で突っ走って行くんだ、僕らを置いて。本人が望むにしろ望まないにしろ…いつもそうだ、きっとそういう星の下に生まれついたんだよ……エレンは」

<野戦糧食を抱えたハンネスに話し掛けられて>
「ハンネスさん」

【ハンネス「~やってることはガキンチョの頃のままだぜ」】
「ハハ…街のガキ大将と巨人とじゃ背の高さが違いすぎるよ」

<装備を整えたクリスタを見て>
「クリスタ、やっぱり君には残ってほしいんだけど…」

2013年8月12日月曜日

ハンジ・ゾエ(11巻 台詞)

第43話『鎧の巨人』

<超大型巨人が壁上に拳を振り下ろそうとしたのを見て>
「全員ッ、壁から跳べ!!」

「総員戦闘用意!! 超大型巨人を仕留めよ!! 人類の仇そのものだ一斉に掛かれ!!」

「今だ!! 全員で削り取れ!!」

<超大型巨人の蒸気ディフェンス発動>
「総員一旦退け!!」

「また消えるつもりか!?」
【アルミン「以前なら一瞬で消えましたが今は骨格を保ったまま~~どうすれば?」】
「…どうもしない、待つんだ。三・四班! 目標の背後で待機しろ! ラシャドが指揮だ! 二班はここで待機! ラウダに任せる!」

「いつまで体を燃やし続けていられるのか見物だが、いずれ『彼』は出てくる。待ちかまえてそこを狙うまでだ。いいか? 『彼ら』を捕らえることはもうできない。殺せ。躊躇うな」

「…アルミンと…一班は私に付いてこい! 『鎧の巨人』が相手だ!!」


第44話『打・投・極』

<エレン巨人が懲りずに、鎧の巨人に殴りかかるのを見て>
「我を忘れたか!?」

「いいかいエレン? 君を逃がすためにはライナーの動きを封じ、時間を稼ぐ必要がある! さっきの関節技で『鎧』の足を破壊することはできるか!? 我々の刃は通用しないが、頭を使って最大限できることを考えるよ!」
<エレン巨人がうなづく。ハンジの頬が染まったかのような斜線表現。詳細はアニメ待ち>
「!? おぉ(ドキッ)………頼んだよ!」

「イイヤ…本当に全身が石像のように硬いのなら、あんな風に動けないはずだ…」
「昔の戦争に使ってた鎧にも…人体の構造上、鉄で覆えない部分がある。脇や股の部分と…あとは――膝の裏側だ」

<ミカサが鎧の巨人の膝裏を一閃したのを見て>
「切った!!」

「周囲を警戒しろ!! 巨人を呼んだぞ!!」


第45話『追う者』

<重体だが体を起こし、増援の足を掴む>
「ち…地図を…」
「ここに…小規模だが巨大樹の森がある。そこを目指すべきだ…まぁ…鎧の巨人の足跡は隠しようがないと思うけど…多分…彼らはここに向かいたいだろう」
【不明「なぜだ?」】
「賭けだけど…巨人化の力があっても壁外じゃ他の巨人の脅威に晒されるようだし、あれだけ戦った後だからエレンほどじゃなくても…えらく消耗してるんじゃないか? アニも寝込んでたらしいよ」
「彼らの目的地をウォール・マリアの向こう側だと仮定しようか、さらに…その長大な距離を渡り進む体力が残ってないものと仮定してみよう。どこか巨人の手の届かない所で休みたいと思うんじゃないか!? 巨人が動かなくなる夜まで! 夜までだ!! 夜までにこの森に着けばまだ間に合うかもしれない!!」