2013年6月22日土曜日

クリスタ・レンズ(10巻 既読でも思い出しにくい箇所をユミル等で部分補足)

第39話『兵士』

「と・・・とりあえず、上の階まで後退しよう! 入ってきたのが1体だけとは限らないし・・・」
「コニー!!」

<酒でライナーを消毒、介抱>
「ごめん! ・・・ごめんね、多分・・・骨折してるよね?」
「後は添え木と包帯が・・・そうだ・・・」
「こんな汚い布しか無くて、ごめん・・・」

<上官のリーネ、へニングの戦死を受けて>
「そんな・・・」


第40話『ユミル』

「で・・・でも・・・私達の身代わりに・・・ナナバさんが・・・ゲルガーさんが・・・」

「私も・・・戦いたい、何か・・・武器があればいいのに・・・そしたら一緒に戦って死ねるのに・・・」

【ユミル「クリスタ・・・お前まだそんなこと言ってんのかよ、彼らの死を利用するな、あの上官方はお前の自殺の口実になるために死んだんじゃねぇよ」】

「そんな・・・そんなつもりは・・・」

【ユミル「お前はコニーや上官方とは違うだろ! 本気で死にたくないって思ってない・・・いつも・・・どうやって死んだら褒めてもらえるのかばっかり考えてただろ?】

「そ・・・そんなこと・・・」


【ユミル「このまま毛虫並みの速度でふもとまで歩いてたら、こいつはもちろん助からねぇし私達もヤバイ、朝まで保たねぇ。とすると、選択肢は2つだ、ダズを置いて私達は生き残るか、3人とも死ぬか・・・どっちにする?」】

「・・・・・・3つ目にする、ユミルの見立ては間違っていて、私はこのままふもとの施設まで辿り着きダズも助かる・・・もちろんユミルは先に行ってて助かる・・・これでいいでしょ? あなたには迷惑が掛からない。私達は絶対に辿り着くから・・・先に行ってて」

「ねぇ・・・・・・何してるの? 早く行かないと危ないでしょ・・・早く・・・先に行ってよ」

【ユミル「お前さぁ、やっぱダズを助ける気ねぇだろ? ダメだろ・・・クリスタは良い子なんだから、この男が助かるためにはどうすべきか・・・私に聞いたりする姿勢を一旦は見せとかないと・・・なぁ、自分が文字通り死ぬほど良い人だと思われたいからって、人を巻き添えにして殺しちゃあ・・・そりゃ悪い子だろ?」】

「違う・・・・・・私は・・・そんなこと・・・私は・・・」

【ユミル「お前だろ? 家から追い出された妾(めかけ)の子ってのは・・・」】

「何で・・・それを・・・」

【ユミル「たまたま耳にしただけだ・・・内地のとある教会で、生活のために金品を借りて回ってた時にな。物騒な話だな、偉いとこの跡取りの位置にお前がいた・・・血は直系だが、不貞の子に不相応だので、もめた挙げ句・・・いっそ殺しちまえばすべて解決すると話は転んだが・・・せめて名を偽って慎ましく生きるなら見逃してくれてやろうと・・・・・・そうやって訓練兵に追いやられた少女がいるって・・・。安心しろ・・・誰にも話してないし、この情報を売ったりしない」】

「じゃあ・・・私を探すために訓練兵まで来たの? そうだとしたら何で・・・?」

【ユミル「さぁ? 似てたからかもな・・・」】

「・・・・・・え? 私と・・・ユミルの・・・生い立ちが?」
「・・・・・・それだけで兵士に?」

【ユミル「さぁ・・・よくわからん、イヤ、違うな・・・」】

「私と・・・私と友達になりたかったの?」

【ユミル「は? 違うね、それは無い。まずな、お前と私は対等じゃないんだよ! 偶然にも第2の人生を得ることができてな、私は生まれ変わった! だがその際に元の名前を偽ったりはしてない! ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ! 私はこの名前のままでイカした人生を送ってやる、それが私の人生の復讐なんだよ!! 生まれ持った運命なんてねぇんだと立証してやる!! それに比べてお前は何だ!? 自殺して完全に屈服してまで・・・お前を邪魔者扱いした奴らを喜ばせたかったのか!? 何でその殺意が自分に向くんだよ!? その気合いがありゃ、自分の運命だって変えられるんじゃねぇのか!?」

「・・・・・・で・・・できないよ、今だって・・・ここから3人共助かる方法なんて無いでしょ!?」

【ユミル「ある。あの明かりだ、この崖の下に丁度、基地が見える。ここからダズを下に落とす・・・」】

「それじゃ落ちて死ぬだけだよ!!」

【ユミル「うるせぇ! 私がやっとくから先、行っとけ」】

「そんな・・・待って! !? 二人共・・・いない・・・」


「あの崖から? ロープなんか無かったはず・・・あったとしてもあんな崖・・・どうやってあそこからダズを降ろしたの?」


【ユミル「クリスタ・・・お前の生き方に口出しする権利は私に無い、だからこれはただの・・・私の願望なんだがな・・・お前・・・胸張って生きろよ」】

「え・・・ユミル? 待って!!」


第41話『ヒストリア』

「あっ」
「あ・・・ありがとうライナー、いっ! いたた! ライナー、足!」

「ううん、助かった」

「知らなかった・・・いつも近くにいたのに・・・こんな・・・こんなことって・・・信じられないよ、3年間ずっと一緒にいたのに、何なの一体・・・・・・あれが・・・ユミルだっていうの!? ウソだ・・・・・・そんなの・・・嫌だ・・・」

「どっちって? ユミルが人類の敵かもしれないっていうの?」


【コニー「あ・・・あいつ!! 手を放した!? 何だ・・・!? まさか・・・塔の損傷を気にしてるのか!?」】

「・・・・・・そうだよ、巨人の力を自分一人で逃げるために使うこともできたはず・・・あの体の大きさじゃ、ここの巨人すべてを倒すことなんてできないよ・・・なのに今・・・ここでユミルが戦っているのは・・・私達を・・・命懸けで守ろうとしてるから」

「何でよ・・・ユミル・・・死ぬなユミル!! こんな所で死ぬな!! 何いい人ぶってんだよ!! そんなにかっこよく死にたいのかバカ!! 性根が腐り切ってるのに今更天国に行けるとでも思ってるのか、このアホが!! 自分のために生きろよ!! こんな塔を守って死ぬくらいなら、もうこんなもんぶっ壊せ!!!」

【コニー「オ・・・オイ!! あいつ・・・! 本当に壊しやがった!?」】

「いいぞユミル!」


「あぁ・・・そんな・・・そんな・・・待ってよユミル・・・まだ・・・話したいことあるから・・・まだ! 私の本当の名前!! 教えてないでしょ!! 待ってよ、まだ――」

「ミカサ!?」

「ユミル・・・私の名前・・・ヒストリアって言うの・・・」


第42話『戦士』

「どうか! 信じて下さい! 本当なんです、ユミルは私達を助けるために正体を現して巨人と戦いました! 自分の命も顧みないその行動が示すものは我々同志に対する忠誠です! これまでの彼女の判断がとても罪深いのも事実です・・・人類にとって最も重要な情報をずっと黙っていました。おそらく・・・それまでは自分の身を案じていたのでしょうが・・・しかし彼女は変わりました。ユミルは我々人類の味方です! ユミルをよく知る私に言わせれば彼女は見た目よりずっと単純なんです!」

【ハンジ「本名はヒストリア・レイスって言うんだって?」】

「・・・はい、そうです」

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